FC2ブログ

Re:lei*ray

よろずジャンル二次創作サークル「レレレ」の情報サイトです♪

スポンサーサイト

スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 

コメント

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL

DIAMOND(お試しssあり)

*BOOK

diamond

 
【 Diamond 】

全年齢向けGL・BLss 
※続き物の第1作目です ※続き(発行未定)は必ずR18になります;

2010/11/21 発行

main ルカ×リン & レン×KAITO 他オールキャラ

B6/42P(挿絵カット7P)/ \400/

★ボカロであえての人間化パラレル設定
基本シリアス、たまにドタバタ

【GL】ルカリン、ルカ総攻め(MEIKO,lily,GUMI) 
【BL】レンカイ、がくカイ、
【NL】KAITO総け(ルカ、MEIKO、ミク)

歌手たちが住む寮「Radio*in」
新人リンちゃんが恋したルカさんはとんでもないプレイガールでした。
新人レン君(リンへの依存高め)に絡んでくるKAITOさんはとんでもないビッチでした。
がくぽはとんでもないオカンでした。

そんな歌い手たちが病んだり中二病だったりエッチしたりする話です。


SS:雨子 表紙+挿絵:瓶


↓追記におためし&挿絵(縮小版)↓







ためしよみ

diamond-pict1


『RADIO*IN』
シンプルなロゴマークで金色にふちどられた看板をかかげる、そのドアの呼び鈴を鳴らした。
また高まってきた鼓動、ドキドキと鳴る心臓の音をおさえるように、ふーっと息を吐く。
すると金色のロゴが曇る。リンはそれを指でそっとなでた。金属のひんやりとした表面に輝きが増したように見えた。
『オニキス.Company』は歌手の育成から歌手のプロデュース&マネージメントまで幅広くこなす会社で、リンはこの春からそこの生徒になった。社の代表はLeonとLolaの共同名義だ。
会社兼練習スタジオの隣に寮があり、希望者全てというわけではないが、歌手・生徒を問わず入居することができる。

しかし正直、リンは自分が入居できるとは思ってもいなかった。
それを社長の好意で、専属契約をした歌手と同じ待遇で、入居できることになった。

***
あの人はまた、長いコードをうでにするっと絡ませた。
もう何重かにぐるぐると白い腕にまきついている黒い線。ガラスごしにもハッキリとしたコントラストを作っている。…すごくキレイだと思った。
その動作を目で追っているうちに、リンはその女性から目が離せなくなってしまった。
「ルカのファンなの?」
「ル、カ?」
「ふふふ、隠しても無駄だよ。まるでルカに恋してるみたいな目をしてたよ?」
「いや、あのコードを…」
「ん?あぁ、あれはあの人のクセよ」
ルカと呼ばれたその女性は、自分のマイク…古ぼけた有線のそれを手放そうとはせずに、愛着をもって使い込んでいるらしい。
「ルカを追いかけて入学したんだったら、あの人はあきらめた方がいいわよ?もう絶対に歌にしか恋をしないんだから」



***

Radio*inは吹き抜けの中庭を全ての部屋のドアが囲むかたちで建てられている。
中庭のピアノの前にレンは立っていた。

いくつか和音をたしかめる。音はくるってない。

「なんでだよ」

こんな屋外に置きっぱなしで・・・湿度管理も何もあったものではないのに、どうなっているのだろうか?
腑に落ちないと思いながらも、レンは椅子の高さを調節して腰かける。
不思議なことだらけだと思った。レンは不吉な予感を感じていた。

「リンの様子もおかしい」

ピアノの音色をたしかめていただけのはずなのに、
『LIGHT SNOW』の冒頭のピアノメロディを、レンの指は勝手になぞりだしていた。

(ここはイヤなものだらけだけど・・・このピアノの音色は、なんだか落ち着く)

指はそんなに冷たくはないのに、息を吐くと白い。
見上げたら、空は灰色だ。

「あっ雪だ・・・・」

綿のように、小さな虫のように飛んでいたそれが、肌の上で溶けて雪だと知った。

「・・・リンちゃん?」
「えっ?」

大きな手にさえぎられて、レンの視界から春の雪が消えた。
レンの知らない男の声で「だ~れだ」とよびかけがある。

「えっだっ、だれだよ」

のせられた唇は、もしかしたら雪よりも冷たかった。

***

(ただ吸って吐くだけのくりかえし。)

ここはどこだろう、雪の上だ。
タバコの煙と吐き出す息が、白く混ざり合って空に昇っていった。
僕も一緒に昇っていけたらいいのにと、KAITOは脱力した体と視界を空にあずけた。

「学校は?」
「・・・あきちゃった」
「そしてそれは?」
「これはヒマつぶし」

ピアニッシモワンの青い箱をにぎる。

目を閉じると、何かの光の残像がまぶたの裏を走っていた。タバコの火だろうか。
生きることなんて、空気を吸って吐く。そんな事のただのくりかえし、ヒマつぶしだと思っていた。
タバコの火の残像だと思っていたのが、まぶたの裏をゆっくりと走りはじめる。これは・・・。



ここは舞台の袖だ。
スティックライトの軌跡が僕をスポットライトの下へといざなおうとしている。

「この光についてきてね」
「うん」

タバコを捨てたかわりに、もっと重いものから息を吐き出すようになった、歌というものに変えて。
これ以外はただのヒマつぶし。歌うこと以外は・・・。
舞台のライトがまぶしくて、僕は目を閉じる。



ここはどこだろう。
真っ暗な中に、規則的なビートが聞こえる。永久に続くと思わせる、心拍音。
やわらかい肌の中に顔をうずめる。

「ねぇ・・・これもヒマつぶし?」
「ううん・・・好き、何よりも」

甘い声で、歌っているのは僕じゃない。大好きな女の子。
そして僕は、彼女の唇を吸って、彼女の中に生きた証を吐き出す。
気持ちよくて、目を閉じる。


僕が吐き出しているのは何なのだろうと、僕はいつも考える。
人間には言葉を発する権利、感情を出す権利、不安を吐き出す権利がある・・・それら全ては、歌うことで叶えることができる。
僕が吐き出しているのは、生の歓びか?
いや、ちがう。
君がいないこの世界への・・・呪いにも似た祈り。
どうか明日も、夢の中で、君に会えますようにと。 

(せめて、夢の中では、そうやっていつまでも、幸せそうに笑っていて。めーちゃん)

***


diamond-pict2


「平和だねぇ・・・」

「変化のないことを平和っていうんなら、ここの生活は平和そのものだね・・・」

「・・・・・・でも、そんなの、生きながら死んでるのと同じ」

「お前たちはもう少し寝ていなさい。これから戦争が始まるんだから」

「さぁ、あの双子ちゃんは、どんな破滅をもたらしてくれるのかな」

「不甲斐無い大人たちで悪いねぇ」


***


「ルカさん」

リンは後から思い出してもこの時ほど、自分が何も知らない少女であるということを恥じたことはなかった。
『泣かないで』と言うことも『何でもしてあげる』と言うことも、きっと間違っている。何と言葉をかければいいのか分からない。
この人が欲しいものはきっと何も、もう手に入らないのだ。この人はそれを知っていて、全てをあきらめている。
そして、そんな人に、私がルカさんにしてあげられることなんて何一つないのだ。それがすごく恥ずかしい。

(私は、私はあなたを幸せにするために生まれてきたのに)

「好きです」

あぁそして、結局これしか言うことができない、バカみたいだ。
抱きしめると体は冷たい。腕の中におさまるルカさんの感触が心地よくて、私はこの人を抱きしめるために生まれてきたのだと、リンは思った。

「やっぱりあなたって・・・」

ルカの手がリンの背にまわされる。

「変な子ね・・・リン」






ここまで読んでいただきありがとうございました。続きは本編で!(by雨子)
スポンサーサイト

 

コメント

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL

PrevEntry |  to Blog Top  | NextEntry

よろずジャンル二次創作サークル「レレレ」の情報サイトです♪

プロフィール

レレレ@今はボカロ

Author:レレレ@今はボカロ
よろずジャンルで二次創作を行っています♪
「Re:lei*ray」と書いて「レレレ」とよみます^^
構成員は「びんと」「琳(りん)」「雨子(うこ)」の3人。
関東を中心に活動中、詳しくはABOUTページをご覧下さい!

最新記事
カテゴリ
***
最新コメント
月別アーカイブ
vocaloid search
VOCALOIDss

ぼかろさーち
SEARCH
LINK
MAIL

名前:
メール:
件名:
本文:

QR
QR
 

Copyright ©Re:lei*ray. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。